青年海外協力隊隊員としてパナマで活動する作業療法士の日記です。


by hiroichi5742
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同期の理学療法隊員の活動の一環で所属先の理学・作業療法士、家具職人を対象とした障害児の為の椅子作りのセミナーをお手伝いさせて頂きました。

パナマでは、子供の能力や障がいに合わせて椅子を作るということがほとんどありません。
セラピストがそうした視点をあまり持っていないことも影響していると思います。
そのため、車いす等も大人用で明らかに大きすぎるとか、本来であったら工夫すれば座れる能力を持った子供がずっと寝っぱなし(抱かれっぱなし)になってしまっているということも多々あります。

こうした状況に改善するために開催されたセミナーでした。
そしてこのセミナーの為に、同期PT隊員の友人である工房さん(障がいを持った子供の為の椅子作りの専門家)と作業療法士のご夫婦も来パされ協力して頂きました。

我々日本人セラピストも実際に椅子作りする経験はこれまでほとんど無し、工房さんに沢山アドバイス頂きながら1週間でなんとか4台の椅子を作ることが出来ました。

せっかく得た機会なので、今度は任地でセラピスト・職人さんと協力して、帰国までに実際の子供の採寸から製作まで行えたら良いなと思っています。

我が任地チリキ県のチームの椅子。
ヘッドレストは間に会わず、任地で製作することに。
障がい児の為の椅子作りセミナー_d0153794_1051026.jpg


ティルト機能付き!
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各パーツの位置の調整も可能です。
障がい児の為の椅子作りセミナー_d0153794_10124445.jpg

# by hiroichi5742 | 2012-05-24 10:13 | パナマ生活~リハビリ