青年海外協力隊隊員としてパナマで活動する作業療法士の日記です。


by hiroichi5742
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seminario de RBC

今週は、任地ダビからバスで5時間程離れたペノノメという町で、他のボランティアと共にセミナーの手伝いをしてきました。
今回のテーマはrehabilitación basada en la comunidad。
英語では Community-Based Rehabilitation (=CBR)と呼ばます。

CBRの定義は以下の通り。
「地域資源を用いて、地域レベルで行うリハビリテーション活動で、障害者とその家族を含む、地域全体が参加して行われる方法である」
(WHO、1976)    

CBRには色々な形があります。
なので、何が正解というものは無いと思いますが、自分の所属省庁でも昨年度までCBRと名の付く活動を行っていました。
田舎の地域に行って、1週間かけて安価な材料で椅子やベッドを作成して、配るというもの。
現場からは、不満の声もあったり新たなCBRプロジェクトの計画が提出されたこともあり、今年からはより地域に密着した形(物品重視では無くコミュニティ重視)に変更していく方針になりました。

その一歩として、今回のセミナーです。
1週間掛けて行われ、前半2日間は所属先の理学療法士長・作業療法士長からCBRについての説明・講義・活動計画立案等が行われました。
活動計画立案では、しっかりと新たなプランを立てる人、これまでの形式に拘ってしまう人等様々でしたが、皆それぞれしっかち意見を出し合っていました。
パナマの各県から理学・作業療法士、ソーシャルワーカー等が参加していたので各地の取り組みを知れてボランティア側もとても勉強になりました。

後半3日間は、JICAボランティア(理学・作業療法士)による子供の発達を促す為の玩具や姿勢保持の為のクッション等の講義と作成実習。
パナマのセラピストは、玩具を自作したり分析したりすることが非常に少ないのです。
そのため、子供に適切でなかったり、子供が楽しめない物を提供してしまうことが多々あります。
また、姿勢もバリエーションが少なかったり、適切にポジショニングされていないことがほとんどです。CBRの対象になるような地域(田舎)は、よりそういった傾向が強いのです。
今回の実習で、どれほどそういった部分に視点が向けられるようになったのかは分かりませんが、少しでも変化があればいいなと思います。

我がチリキ県から参加した同僚セラピスト達と。
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by hiroichi5742 | 2012-04-29 01:47 | パナマ生活~リハビリ

任地での日々。

なんとか3日連続で更新出来て、一安心。
三日目の今日のテーマは『任地での生活』。

パナマに来て早くも1年半、帰国まで半年を切ってしまいました。
パナマの生活にも色んな意味で慣れて、貴重なパナマ生活が日常化してしまっている状態。

最初に驚いた色んなことも驚かなくなったし、暑ーい毎日も慣れた。

毎朝5時に起きて、朝飯食って整容して準備。
6時に家出て、7時に職場着。
7時から午後2時まで働いて、だいたい午後3時に帰宅。

帰宅後はちょっと仮眠したり、ホームスティ先の家族と話したり、買い物や洗濯をして過ごす。
そんな、ゆったりとした生活が身体が日常になった。

任地はパナマの中でも大きな都市なので、贅沢を言わなければ生活に困ることは無い。
リハビリの同僚は公務員の中でも、良い給与を得ており生活水準は日本と変わらない位である。

この国の最大の問題は、貧困格差だ。
この町からバスで少し離れれば、非常に少ない所得で生活している人がたくさんいる。

県都であるこの街では、高級なパソコンや液晶テレビを扱う電気屋やカジノがあるかと思えば、その入り口で物乞いをしている親子も沢山いる。

ある意味、こうした風景も見慣れてしまい日常になってしまった。

残り半年。
自分に出来ることを精一杯頑張りたいと思う。



この間、親戚の家に遊びに行った時の写真。
ホームスティ先の2人いる婆ちゃんの一人とその甥っ子。
今年の俺の誕生日会と数か月後の送別会はこの家で行うらしい。
もう、送別会の話題とか早っ!
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by hiroichi5742 | 2012-04-16 10:22 | パナマ生活~日常

任地のイベント!

さて3日間連続更新2日目のテーマは『任地のイベント』。

パナマは12月~4月に掛けて大型連休が多く、各地で様々なイベント(キリスト教の宗教行事がほとんどですが)行われます。

昨年はパナマに来て日が浅いこともあり色々な場所で過ごしましたが、今年は自分の任地でゆっくりと過ごすしました。

そのひとつが、Feria(フェリア=大きな定期市)です。
自分の任地であるダビ市では、毎年三月に2週間程度大規模な市が開かれます。
非常に大きな敷地を、フェリア専用の土地として一年中空けてあります。
敷地内は小さな町のように整備されていて、普段使われていないのが勿体ない位です。

立派な入口。
ここはメインゲートなので一番立派ですが、他にも数か所入口があります。
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会場内には様々なブースがあり、中米各国の民芸品や、数か所のディスコ、バー、警察/保健所等の各種省庁・ホンダやトヨタ等の車メーカーのブースもあります。
写真は撮り忘れてしまいましたが・・・

牛の競売。
日本の牛と品種が違うのでかなり大きいです。近くで見ると本当に怖い!
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今年は3回フェリアに行きました。
任地の人々はフェリアをとても楽しみにしていて、この時期になると『もう行った?』と毎日聞かれる位です。
多くの人はブースを楽しむというよりも夜遅くに出かけて、ディスコで踊って酒を飲むのが楽しみのようですが・・・。

そして、フェリアの開催期間中の3月19日は、任地ダビ市の記念日です。
この日は、多くの馬が街を練り歩くというイベントが行われます。
その数2千頭とのこと。
『本当かよ?』とやや疑いながら見に行きました。

こんな感じで2~3時間途切れることなく歩いてきます。
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中にはこんな小さなカウボーイも!
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パナマのバンド。
トラックの荷台に乗って演奏してます。
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実際2千頭位居たような気がします。
翌日の通勤路は牛の糞だらけでかなり悲惨でしたが・・・

パナマの人々は日本人のように旅行に出かけることは少ないのですが、こうした年数回の地元での大イベントを楽しみに頑張っている感じがします。

任地の文化を知る貴重な経験でした!!
by hiroichi5742 | 2012-04-15 13:11 | パナマ生活~日常

最近の仕事

久々の更新!
ここ数カ月サボりにサボっていたので、今日から週末を利用して3日間連続で書きます。
ということで今日のテーマは『最近の仕事』。

今年度も、去年と同じように本部と3つの小学校で活動中。

新年度開始時は久々(2カ月半ぶり位)に子供達と会いました。
自分の所属先では半年毎に再評価を行うのですが、長期休暇後の子供の能力の変化に驚かされます。
長期休み前は出来なかったことが一部出来るようになっていたり、覚えられなかったことが覚えていたり。
一方、出来ていたことが出来なくなってしまっている(あるいは極端に依存的になっている)といったこともあります。

子供を通じて休み期間中の家庭で、親が子供にどのように関わってきたかが分かってしまいます。
(軽度の知的障がいの子供が多い為、分かりやすいのだと思いますが。)
こうした子供の変化も、評価の一助となるので些細な変化を見逃さないように気をつけねばと改めて感じます。


そして、今取り組んでいるのが障がい別の評価表の作成。

例えば、日本のセラピストであれば障害の内容に応じて自分で評価項目を選定し、どの評価を重点的に行うかを考えることが出来ます。
しかしながら、こちらのセラピストは比較的どの疾患にも一律の評価を実施し、評価に不十分さが見られることが度々あります。
そこで脳性まひを対象に身体機能に重点を置いた評価表、自閉症やADHDを対象に行動や感覚・社会性に重点を置いた評価表、知的障がいを対象に認知・学習に重点を置いた評価表の3タイプを作成中。

ここで難しいのが、どこまでの細かく評価をしてもらうかということです。
評価は細部までしっかり出来るに越したことはありません。
しかし、あまりに細かい部分まで要求すると、すぐに使われなくなってしまうのが目に見えています。
また、全部記述式にすると、空欄ばかりになることが予想されます。
日常的に使える手軽さと可能な限り詳細な評価・・・このさじ加減が非常に難しいのです。

また、評価と訓練プログラムの乖離が非常に大きいのも問題です。
少しでもその部分が繋がるように日々頭を悩ませています。


さらに、もう一つ。
同じ省庁に配属されている2人のボランティアとRBCプロジェクト(=地域に根ざしたリハビリテーション、英語だとCBRと略される)に少し関わらせて貰っています。
まだ動き始めたばかりで、ほぼ観察しているだけの状態ですが、実現していけばこの国のリハビリテーション自体に大きな影響がありそうな印象です。
任期も少ないですが、可能な限り支援出来たら良いなと思います。

気づけば残り5カ月ちょっと。
ラストスパートかけていきたいと思います。


*最近、祭りの出店で買ったピカピカ光る棒が大活躍中!
それで積み木ブロックを椅子の奥まで押し出し落とし、下に置かれたミニシンバルを鳴らす。
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by hiroichi5742 | 2012-04-14 13:03 | パナマ生活~リハビリ